熱傷(やけど)
形成外科・皮膚科・内科・外科
高知市升形5-33
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*やけどをしたら
 
1.衣服を脱ぐ
  熱湯やてんぷら油等の熱性液体が衣服の上からかかった場合、
  できるだけ早く衣服を脱ぐことが大事です。
  冷すことを優先するあまり、衣服を脱ぐことが遅れれば、
  熱の作用時間が長くなり、より深いやけどになります。



2.冷す
  いろいろな意見がありますが水で15分~30分ぐらい
  冷却すればよいと考えています。冷しすぎもよくありません。





◇  水疱は破らない方がよいのですか?
     初期には破りません。水疱蓋が水疱下の組織を護っているからです。
     感染などの変化があれば水疱蓋を取り除きます。



◇  冷した後はどうすればいいですか?
     患部がこすれない、乾燥させない様にビニールで保護して、
     医療施設を受診されるとよいでしょう。



◇  熱傷の深さ、痛みとの関係は?
     熱傷の深さと痛みは相関しません。


     熱傷は温度×時間×時間で深さが決まります。
     最も影響が大きいのは時間だと考えています。
     湯たんぽによる"やけど"などは作用時間が長いので
     とても深い熱傷になります。
 


(↑クリックでグラフを表示します)


参考論文
高熱蒸気による乳幼児手熱傷の検討(日本熱傷学会誌)
暖房器具による非接触性熱傷(日本熱傷学会誌)
市中民間病院における熱傷集計(日本熱傷学会誌)

 

 
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